病気の症状の正体は、身体の免疫システムに他なりません。免疫システムが病原を攻撃することが、炎症反応に当たるからです。つまり症状を薬で抑制するのは、薬が免疫システムを阻害していることになります。分かり易く言えば、薬は治療を助けているのではなく、治癒を遅らせているわけです。ただ治癒の遅れを招いているだけなら問題ありませんが、薬は副作用も齎します。実際、厚生労働省のPMDA(医薬品医療機器総合機構)の調べによると、過去5年間に1200を超える副作用の事例が報告されています。この数は製薬会社の自己申告に基づいていますから、実際はそれを遥に上回る副作用が生じている可能性もあります。ところで1200の事例の内、風邪薬が起こしたものが400例、解熱鎮痛消炎剤が300例などとなっていますが、驚くべきことに、これらの事例は死亡例を15例も含んでいます。風邪薬を服用して亡くなった人は、その内の8例を占めています。また死亡には至らなかったものの、後遺症に苦しんでいる事例が15例含まれていることも特筆に値します。
 風邪薬の販売数は副作用の事例数に比べれば桁違いですから、比率は高くありません。しかし15人もの人が薬を呑んだだけで亡くなったという事実は、深刻に受け止めるべきではないでしょうか。15人は薬局や医局で薬を受け取った時、まさかそれらの服用で命を落とすとは考えなかったでしょう。単なる風邪薬をもらっただけなのですから、当然です。皆さんがその15人の後を辿ることも十分に想像できるというものです。

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