「オマリグリプチン」は重度の腎障害の患者さんにも使えるという特徴があります。
「トレラグリプチン」は血液中から薬が消失しても薬の活性が続くように設計された薬です。そのため腎障害により薬の排泄不全が起こると、薬の血中濃度が上がり、薬が効きすぎてしまう恐れがあり、重度の腎障害や末期腎不全の患者への使用は「禁忌」となっています。
一方で「オマリグリプチン」は、腎臓でいったん濾過された後大部分が再吸収されて血中に戻り、効果を発揮するように設計された薬です。すなわち、「オマリグリプチン」はもともと体内に薬が残るように設計された薬であるため、重度の腎不全や末期腎不全の場合でも使うことが可能です。
薬を飲む回数は少ない方が患者さんの負担が軽くなるため、飲む回数が少なくてすむ薬がたくさん開発されています。しかしながら、薬を飲むことが習慣になっている場合や、日によって飲む薬の内容が変わる場合などでは、服用回数が少なくてすむことがかえって飲み忘れを助長する恐れがあります。そのため薬剤師は、服用回数が少ない薬では特に、服用の曜日を具体的に患者さんに確認するなどして、薬をきちんと服用できているかをフォローする必要があります。

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